支援内容

発達の遅れ、言葉の遅れ、落ち着きのなさ、不器用さ、友達とコミュニケーションをとるのが苦手、幼稚園、学校に行くのが辛いなど、こどもの発達に関する困りごとを相談、支援していきます。苦手なこと、出来ないことのへの解決・支援はもちろん大切ですが、好きなこと、得意なことを見つけて伸ばしていくことがこどもさんの将来にとって大切と考えています。少し先の将来を見据えながら、本人もご家族も日々楽しく過ごせるように今できることを一緒に考えていきたいと思います。

診察

診察では生まれてからの発達の様子、日常の生活の様子を詳しく聞き一人、一人の性格、好みや苦手にあわせた提案をしていきます。必要に応じ、MRI、脳波、血液検査、知能検査で評価をします。
言うことを聞かない、落ち着きがないなどの困りごとは多くの場合、ご両親の言葉かけ、しかり方を少し変えることで大きく改善していくことがあります。臨床心理士、言語聴覚士と連携し両親の接し方(ペアレントトレーニングと言います)に重点をおいて行こうと思っています。日々最も接する時間の長いご両親がこどもさんにとって最良の治療者だと考えるからです。
また、症状、困りごとの程度に応じて必要な治療、療育を行います。
また、幼稚園や学校でのトラブルなどで通園、通学が難しい、学校に行くと体調が悪くなる、チック、頻尿など心理的な困りごとにも対応します。
また、育児の心配事や産後うつなどご両親の相談にも乗りますので、気軽に相談ください。

心理療法

一人、一人充分な時間をかけてこどもさんの性格、好きなこと、得意なこと、苦手なことを聞き取ります。こどもさん自身が困難や課題を克服する力、レジリエンスを身につけられるように寄り添い、サポートしていきます。また必要に応じ、 発達評価 、知能検査を行います。
また、ご両親のカウンセリングも行い、こどもさんの発達を促すためによい環境や対応について提案していきます。
言語聴覚士と連携し、コミュニケーションの練習(SST)のプログラムを組んでいきます。

言語療法(ST)

こどもさんの特性に合わせてコミニュケーションスキル、言葉の発達を促すようにプログラムを設定し、パニックにならず相手へ自分の思いを伝えられるようにトレーニングをします。
また、言葉の発達がゆっくり、聞き取りにくいことに対して、本人の理解やつまづきのポイントを言語検査などで見つけて対処法を考えます。
文字を読むのが苦手、耳から聴いたことを理解するのが苦手など学習に関わる困難にも適切な検査を行い、必要なトレーニング、サポートツールの提案を行います。
また、摂食についての相談も受け付けます。

作業療法(OT)

手足動きが不器用、平衡感覚など体幹のバランスがとれない、など協同運動の苦手さの原因、状態を評価、分析し、苦手なことを乗り越えていけるようにトレーニングプログラムを組みサポートしていきます。また、一人ひとりの感覚の特性に沿った感覚統合訓練を提唱していきます。

集団療育(保育)

両親とのやりとりや個別の療育では問題なく過ごせるが、友達とのコミュニケーションが上手くいかない、子ども同士の集団生活ではトラブルが起きるなど、集団の中での困りごとに対応出るよう少人数のグールプ保育の中で話が聞ける、友達同士のやりとりが出来る、順番を待てるなど必要なトレーニングをしていきます。

理学療法(PT)

手足の動きがぎこちない、体幹のバランスがとれないなどが原因でお座り、寝返り、歩行など運動の発達の遅れがみられ、リハビリの必要なこどもさんに必要なトレーニングをしていきます。脳性麻痺、脳症後遺症などにより手足や体幹の筋緊張(つっぱり)が強すぎ、動きに制限がある(痙性と言います)の療育にも対応します。

ボトックス療法

脳性麻痺、脳症後遺症などにより手足や体幹の筋緊張(つっぱり)が強すぎ、動きに制限がある(痙性と言います)ケースで動きに悪影響を及ぼしている筋肉の緊張を緩める注射をすることで、つっぱりが減り動きがよくなることが期待できます。他院で理学療法(PT)を受けている方も療育施設と連携し施術します。

発達障害児のトレーニングプログラム(ABA)

当院では最新の応用行動分析(ABA)理論に基づきNPO法人ADDSにより作成された「エビデンスに基づいて保護者とともに取り組む発達障害児の早期療育モデルの実装プロジェクト」に参加しています。発達早期より、一人ひとりの特性、課題にあったトレーニングプログラムを作成し、定期的に再評価をすることで短期間に集中して成長を援助していきます。

医療機関との連携

必要に応じ、西宮市立未来センター、西宮すなご福祉医療センター、済生会兵庫県病院、三田市民病院、宝塚市立病院、兵庫医科大学、兵庫県立こども病院、神戸大学と連携し、診断、治療方針の相談のため紹介します。