発達支援外来 - 西宮名塩の小児科・児童精神科・リハビリテーション科 あんどうこどもクリニック

発達支援外来

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発達支援外来について

発達支援外来では、言葉の遅れ、落ち着きのなさ、友達とコミニュケーションをとるのが苦手、幼稚園、学校に行くのが辛いなど、こどもの発達に関する困りごとを相談、支援していきます。苦手なこと、出来ないことのへの解決・支援はもちろん大切ですが、好きなこと、得意なことを見つけて伸ばして上げることがこどもさんの将来にとって大切と考えています。少し先の将来を見据えながら、本人もご家族も日々楽しく過ごせるように今できることを一緒に考えていきたいと思います。
20年ほど前、愛仁会高槻病院で発達外来を担当していた頃、まだ日本では自閉症やADHDなど発達障害の診療は緒についたばかりでした。その後、急速に診断、対応法が進歩しましたが、現在もまだ発展の途上にあります。
最新の知見、成果を取り入れつつ、一人一人のこどもさんにあった提案、支援を一緒につくっていきたいと思います。

まずは発達支援外来の予約をお取りください。(予約はこちらから
受診の前に生まれたときの情報、母子手帳の記載、今までの気になるエピソードなどを発達支援外来の問診票に入力してください。
すでに他院で通院中、治療中の場合は、現在通院中の病院、療育機関からの紹介状をお持ちください。

発達支援外来の診療

診療予約はこちら

診察

診察では生まれてからの発達の様子、日常の生活の様子を詳しく聞き一人、一人の性格、好みや苦手にあわせた提案をしていきます。必要に応じ、MRI、脳波、血液検査、知能検査で評価をします。
言うことを聞かない、落ち着きがないなどの困りごとは多くの場合、ご両親の言葉かけ、しかり方を少し変えることで大きく改善していくことがあります。当院では臨床心理士、言語聴覚士と連携し両親の接し方(ペアレントトレーニングと言います)に重点をおいて行こうと思っています。日々最も接する時間の長いご両親がこどもさんにとって最良の治療者だと考えるからです。
また、症状、困りごとの程度によっては必要な治療、療育を行います。
また、幼稚園や学校でのトラブルなどで通園、通学が難しい、学校に行くと体調が悪くなる、チック、頻尿など心理的な困りごとにも対応します。
また、育児の心配事や産後うつなどご両親の相談にも乗りますので、気軽に相談ください。

臨床心理士

一人、一人充分な時間をかけてこどもさんの性格、好きなこと、得意なことを聞き取ります。また必要に応じ、 発達評価 、知能検査を行います。
また、ご両親のカウンセリングも行い、こどもさんの発達を促すためによい環境や対応について提案していきます。
言語聴覚士と連携し、コミニュケーションの練習(SST)のプログラムを組んでいきます。

言語聴覚士(ST)

こどもさんの特性に合わせてコミニュケーションスキル、言葉の発達を促すようにプログラムを設定し、パニックにならず相手へ自分の思いを伝えられるようにトレーニングをします。
また、言葉がゆっくり、聞き取りにくいことに対して、本人の理解やつまづきのポイントを見つけて対処法を考えます。
摂食についての相談も受け付けます。

ボトックス療法

脳性麻痺、脳症後遺症などにより手足や体幹の筋緊張(つっぱり)が強すぎ、動きに制限がある(痙性と言います)ケースで動きに悪影響を及ぼしている筋肉の緊張を緩める注射をすることで、つっぱりが減り動きがよくなることが期待できます。他院で理学療法(PT)を受けている方も療育施設と連携し施術します。

医療機関との連携

必要に応じ、西宮市立未来センター、西宮すなご福祉医療センター、済生会兵庫県病院、三田市民病院、宝塚市立病院、兵庫医科大学、兵庫県立こども病院、神戸大学と連携し、診断、治療方針の相談のため紹介します。